開拓者といっしょ

最早太古の昔から定番ゲームとして君臨していたかのような印象すらあるカタンであるが、考えてみれば10年前に登場したゲームなわけで。てことはほぼ日本に輸入されたのと期を同じくしてカタンをプレイしていたわけか。
その時期が丁度RPGからボードゲームに目覚めて行った時期であるというのは、社会的にRPGの衰退とボードゲーム復権が始まった時期だったということなのかも知れない。良く解らないが。
でも正直、私自身はあれを凄く面白いゲームだと思ったことはなくて、事実今では物置に仕舞い込まれたまま殆ど引っ張り出されていない。それは多分、カタンが他プレイヤーとの協力という観念の薄いゲームだからだ。
カタンは基本的に手札マネジメントゲームであり、その入手は運に、調整は交渉に委ねられている。私としてはちょっと運の要素が強すぎるというか、他人と協調しながら頭一つ突出を狙うディレンマがないというか、今ひとつカタルシスにかける感じがして好きでない。
個人的なお薦めはBassari(バザリ)。宝石を売買する商人のゲームだが、運と読み合いと交渉が1/3ぐらいの適度なバランスでミックスされており、ライトゲーマーからヘヴィーゲーマーまで楽しめる良質なゲームだと思う。
機会があれば幾つかゲームを携えてはてなに遊びに行きたい。