カルドセプト、サンファン、その他ボードゲーム

連休なので人を招いてゲーム三昧。まずは高校の後輩にして会社でも後輩であるMと久々に休みが取れた旧友Yを交えて。
Mとは先週カルドセプトの対人戦を行い、単調な対AI戦にはない刺激を与えたところだったのでその続きをしたくもあったが、Yはカード集めに乗り気でなく収集率が低い。まともな勝負にはならないのでプレイは見送りボードゲーム中心に。
まずはゲシェンク。先週の経験から1チップ2点でプレイ開始したが、2戦ほどしたあたりで妨害的駆け引きが盛り上がって来たので、試しに本来のルールである1チップ1点に戻してみる。このバランスでは高失点カードに多量のチップが載るため、拒否の見極めが難しくなり駆け引き性が上がるようだ。ルールに慣れるまでは2点で、慣れたら1点に戻すのが良いかも知れない。
その後、久々にサンファンを。これは購入当時、id:fumineがいたく気に入って日夜2人でプレイしたのだが、凄まじい勢いて連敗した私が拒絶して以来半年ほど寝かされていたもの。ほとぼりが冷めたので封印解除してみた。
私も色々とルールを忘れていたので、確認がてら軽く一戦。途中までゲーム終了条件を8枚建設だと思っていた(操り人形との混同)などハプニングはあったものの、建物の効果自体はきっちり覚えていた。初回は序盤から決め打ちで闇市プレイに走った結果きっちり嵌り、序盤に建設した知事官舎とも相俟って手札が良く回る。すべての建築士フェイズに必ず建築を行うスピードプレイで他を振り切り、最終的にギルドホールも引き当て37点で首位。
ここでMが所用で抜けたので、取り敢えず方向転換。K夫妻を呼んで迷宮キングダムの続きをと思ったが、諸々のタイミングで結局プレイ前にYも帰宅、プレイは延期に。


さて、Yが帰った以上カルドセプトを躊躇う理由はない。K夫妻も先週の対戦以降また活気づいていたようで、自宅でスパーリングを行ってきたとの事。id:fumineが寝てしまったので3人で軽く一戦する。
対戦用のまともなブックを組んでいなかったので、手元にあった奪取系ブックで参戦するも惨敗。ウェイストトーチャーをかけてはテレグノーシスに上書きされ、アイボリーアイドルがミ=ゴールの侵略を受け、ウィッチイビルブラストに粉砕される。
しかしトップをひた走るK夫人への執拗な妨害策は功を奏したようで、倍近い差があった筈の2位K氏が追い上げ始める。私は相変わらず倍の差でビリであるが。
夫人の4Lev3連領を巧みに避けつつその付近に高額領地を作り上げるK氏。避けようもなく踏み続ける私。今や勝敗の行方は全く私の行動如何にかかっている。どちらが私から魔力を吸い上げるか、それにより1位が決するという、嬉しいような悲しいような状態でプレイは続き、最終的に夫人のガーゴイルを踏んで決着。
その後疲れる対人戦を終了し、AI戦を開始。最初はネタ系AI同士で対戦するが、そこへid:fumineのまともなAIを入れた事から、どこまで強いAIが作れるかの実験に移行、単体で強力なカード中心のブックで積極的に戦闘するAI同士が対戦する。私のAIも善戦するものの、K氏のハリケーン/ミルメコレオ+バイタリティ高額連領の前に敗北を喫する。
id:fumineが起きたあたりで再びネタAI戦へ。今度は新規に半裸クリーチャーばかり集めた莫迦ブックを組んでみるが、これが意外なほど強い。主力のジャイアント系は攻防に優れたクリーチャーであり、高額領地の侵略とその後の維持に力を発揮する。アイテムは裸体を活かすために体を覆う防具を排除、ムジナマスクとグレムリンアムルのみ。攻撃も武器などという無粋なものは使わずパワーブレスレットのみ。ところがこの構成が妙に効き、コロッサスと四属性の王を喰って襲いかかるブラッドプリンをシェラザードが3回にわたり防衛するなど奇跡的なプレイの連続で首位をキープ。結局4戦ほどしてすべて首位という、驚異的な成績に。
元は「半裸キャラアイコンに半裸クリーチャーブック」というネタで始まったものだが、ジャイアント主力のブックは真面目に考えてみよう。


AI戦の最中は時々動作を確認する意外あまりすることがないので、K氏とMagicをプレイ。白緑のエンチャントレス・デッキは白のコントロール性と緑の爆発的攻撃力で赤緑速攻バーンを抑えるが、打撃力的には少数精鋭のため青黒のパーマネント排除に敵わない。しかしその青黒は手数の多い赤緑を御し切れず、見事に3すくみ状態に。これはこれで良いバランス。
そろそろ10月になるのでカードを追加しても良い頃だが、結局自分一人しか所有していない状態では増資の意味が薄く、今後の続投に迷う。


K夫妻ともサンファンを。今回は初手に金鉱を建て金工掘りを牽制しつつ、市役所を活かすため紫の低コスト建築物で速攻を目指すが、石切り場が無いためコストを抑えられず、生産プレイの速度に追従できない。しかしシルバー2棟を含め6生産施設で驀進するK氏は11枚めで足踏み。どうやらギルドホールを待っているようだ。その間に他がじりじり追い上げ、最終的に市役所と宮殿を押さえたid:fumineの勝利。
ここで目立ったのは礼拝堂の威力。序盤に建てられた礼拝堂に9枚のカードがスタックし、6点建築物をはじめ幾つかのカードを封じつつ高得点を上げている。次回は礼拝堂プレイを目指すのも面白そうだ。


最後に新エントデッカーを。5点・10点の各島が分散するプレイで、序盤の5点島で首位を確保、10点島でも橋頭堡を築くが、首位確保のために確定タイルを買って家を建てた時に痛恨の判断ミス、赤プレイヤーid:fumineの介入を許す。結局この島は赤に乗っ取られ、点数で引き離される。
その傍の島で赤の拠点を分離できれば勝利の可能性もあったが、紫プレイヤーK夫人が「赤を蹴落とすより島を拡張して2位に付く方が有利」と判断、結局ここの首位も明け渡す事に。
最終計算で、私は密かに族長からの賜物を1隊員のみで10点×2箇所確保しており、最後に黄の10点を奪って15点一つ+5点一つの赤を追い上げるが、僅かに及ばず2位で終了。


良く遊んだ連休であった。