実験用レールガン

SF兵器として良く登場するレールガンであるが、莫大な電力を消費する割に効く実用的でないという印象を持っていた。しかしこの装置は思ったより小型高出力で、これならば未来兵器として期待されたのも理解できる。
とは言え、実験では1gの弾体*1で厚さ40mm程度のアルミ板を撃ち抜けていない。
サイズと電力を鑑みれば現実的に搭載可能なのは艦船に限られるが、それにしては威力不足である。


一応補足しておくと、これは主に高速衝突実験などの為に開発されたものであって兵器転用を前提としたものではない。念のため。

*1:運動エネルギー(=威力)は弾体の重量に比例し速度の二乗に比例するので、重い弾体で速度を犠牲にするより軽い弾体を高速度で射出する方が効果的。但し軽いと空気抵抗や横風による弾道のずれなど問題も多くなるから一概には言えないが