HandmadeMonkey 2005Exhibition

刻印ボルト

例の「ボトムズ」を見に水道橋へ。裏道を回ってコインパーキングを見つけ、一度駅へ戻って道案内通りに会場を探す。
白と黒のシンプルな壁。中は白く塗装されてはいるものの、飾り気のない倉庫のような状態である。
会場はそう広くない。入り口に設営された壁を背に、書籍「タタキツクルコト 1/1スコープドッグ制作日誌 (ココログブックス)」や記念の刻印付きボルト、罠兎(わなうさぎ)の組み立てシルバーアクセサリーなどの販売ブース。壁に添って、これまでの制作物が並ぶ。左手には鉄製弦楽器シリーズ、奥に舞台装置の模型、人形、右手には医療器具、タイプライターPC。
右奥の柱の向こうには人の列。この奥が、今回の目玉たる巨大オブジェの鎮座するところだ。
版権の関係か、これだけ残念ながら撮影不可。
高さ4m、総重量1tを越える鉄の塊は重厚な存在感がある。
唯の鉄のオブジェとして組むだけでも大変な大仕事だが、こいつは実際に関節が動く。あまつさえ降着形態さえ取れる。実際に動力さえ内蔵できれば、今すぐ動かせる代物だ*1
ボトムズというのはかなりリアルタッチでデザインされた代物で、細部のディティールまでもがリアルにできている。片膝-腰装甲板-胴体下部に把手+ステップを兼ねる鉄パイプが装備されているのは感心した*2。それに対して左手のガトリング部分や銃は少々大雑把に過ぎる印象だったが、まあそこはそれ。本体のインパクトは充分すぎる程だ。


会場を出て斜め左を見たら、先ほど停めたコインパーキングが。わざわざぐるりと1周してしまったわけか。


ところで会場にはポスターが売られていたが、既に全部品切れ。うち2枚は書籍を買うと応募券で購入可能なのだが、一番欲しかった1枚---半開きの青いシャッターの向こうにハンガーとボトムズの胸から下が見える---は入手不可能なようで大変残念。通販かなにかで再販されると嬉しいのだが。

*1:実際には強度や二足歩行技術など問題が山積みだろうが、それでも「金属のハリボテ」と「可動モデル」の差は大きい

*2:ボトムズは数あるロボットアニメで唯一、主人公機を見て「格好いい」と思った作品だが、実際に見たことがあるのはたった1話、幼い頃なので細部は殆ど記憶にない