ボードゲーム分析/批評

何事も理論的であるべき理系にあるまじきことだが、私はどうもゲームを感覚的にプレイしてしまいがちである。勿論短期的/表面的には現在の局面で取り得る行動と結果を列挙して判断しているつもりなのだが、点数のように表面に現れない要素の解析については甚だいい加減である。カタンの資源重要度と算出率などから取るべき場所を算出したり、バザリで自分と相手の得られるメリット/他人への影響力からぎりぎりの路線を見極めて交渉するヘヴィーゲーマーの皆様を拝見して感心することしきり。


こうした兆候はゲームのセレクトにも如実に現れていて、全体としてルールの面白さよりもコンポーネントの雰囲気で判断する傾向がある。いや勿論ルールがどうしようもないものであってもコンポーネントさえ良ければ買いだと思っているわけではないし、ちゃんとルールも読んで判断しているつもりではあるのだが、結果としてアブストラクトは除外されるしパッケージのしょぼいゲームは対象外である(旧「モダン・アート」などはそうして低く見積もった)。これでいいのか。
少しはモティーフに目を奪われることなくルールの分析/批評をする能力を身につけた方が良いのかも知れない。


id:mutronix:20041007#heisoku氏の提唱する「業界誌」構想であるが、はてなグループでやってみるのも良いのではないかと思った。いや私が何か協力できるわけでもないので甚だ勝手な意見だけれども。