見積との相違

見積依頼から丸3ヶ月が経過している案件で、価格面の問題からクライアント、制作会社両者ともめている。
要は見積に比べて請求額がかなり高いということなのだが、元々大まかな見積のみから始まった話であり、既にかなりの時間が経過していることもあり経緯が曖昧であり、自然責任の所在も曖昧となってしまっている。
制作会社には都度見積を出さなかった非が、クライアントには都合3ヶ月に及ぶ膨大な手直しの非が、私にはクライアントから預かった以前制作のサンプルを制作会社に見せていない(らしい)非があり、この価格の食い違いをどこが吸収するのかは非常に難しい問題である。
クライアントは既に稟議が完了していることを盾に、当初の見積額以上鐚一文として払わぬ姿勢を見せており、そうとなれば自社あるいは制作会社がそれを引き受けるしかなくなってしまう。
価格差は凡そ20万、割合からすれば決して安くはない……というか儲けを全て吐き出しても足りぬ量と言える。


どうもここ最近、こうした金銭面でのトラブルが多い。正直なところ金銭問題には一切ノータッチでいたいのだが、仕事というものが即ち金銭の絡むものである以上、そこから逃れることは不可能である。