先の3題が正解発表されましたので、次の問題を出題したいと思います。
いずれも出典は昭和廿五年発行の「隠語辭典」より。
特殊な辞典ですので、参考までに幾つか例を挙げます。
凡例
- (犯)犯罪語、即ち強窃盗・掏摸・萬引・詐欺・賭博等に用ふる語である。
- (情)情事語、即ち艶語であって、専ら男女間の情事に関して用ふる語である。
- (相)相場語、即ち株式・米・商品等の市場に用ふる語である。
- (花)花柳語、即ち遊郭・待合・料理屋、又は藝娼妓等の間に用ふる語である。
- (役)役者語、即ち用劇場・寄席・活動冩眞館、又は男女俳優・落語家等の間にふる語である。
- (符)通符牒、即ち酒屋・魚商・呉服屋等一般商人の間に用ふる語である。
- (ハ)花言葉、即ち女學生を中心として若き男女の間に用ふる語である。
- (軍)旧軍隊語、即ち旧陸海軍人の間に使用された語であって參考のため蒐集した語である。
- (僧)僧侶語、即ち寺院及び僧侶の間に用ふる語である。
- (色)色言葉、即ち若き男女の間に用ふる語である。
右種類別の他、一般社會に共通せる語には、煩雑をさける為にすべて符標を消略した。
- あをにさい 青二才 年若くして物事に未熟なる男子のことをいう。青の條を參營せよ。
- りんご 林檎 (ハ)誘惑という意味を含ませる。
- をかやまちやづけ 岡山茶漬 主人吝嗇して、客の帰らんとするに臨みて、お茶漬けにても食い行けと挨拶するをいう。岡山地方の俗語から来たもの。
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