業務終了のお知らせ

Zeiss Ikon

趣味性の高い小型カメラを生産していた個人メーカー「安原製作所」が営業を停止。デジカメに押されて銀塩カメラの市場が縮小、事業を続けられなくなったとのこと。
個人的には銀塩カメラを必要としないが、趣味的メーカーの消滅には一抹の寂しさを覚える。

どこかのメーカーでライセンス生産を続けるというような道はないものだろうか、と希望を述べるも、それほど余裕のあるメーカーはそうそうなさそうな気がする。
敢えて言えば株式会社シャラン位だろうか。ここは当初から完全に趣味のラインナップで動いているので、可能性はあるかも知れない。


機械式の銀塩カメラと違ってデジタルカメラは陳腐化も消耗も早く、未だ趣味的なコレクションとしての地位を確立するような製品には至っていない。この点でデジカメはカメラというよりパソコンに近い扱いだ。基本的には性能のみが追求され、一部を除いてデザインや質感が追及されることは無い。
遠い将来、現在のデジカメが骨董品として扱われる日が来るのだろうか。