ロバート・J・ソウヤー

三冊借りてあったので一気読み。
スタープレックス(ISBN:4150112576)ソウヤーの得意な異人類交流もの。
物語の中心は主に建造者も建造目的も不明ながら、瞬間移動を可能にする謎の通路「ショートカット」を巡る謎だが、ソウヤーの躍如たるは矢張り4種族の文化形態、思考形態の違いについての描写であろう。
ハードなSFではあるが軽く読み進めることができる名作。
フレームシフト(ISBN:4150113041)こちらはもう一方の得意分野、推理ものSF。遺伝子学をガジェットとして用いてはあるものの、中身は完全に社会派ミステリーである。
フラッシュフォワード(ISBN:4150113424)タイムパラドックスもの、と分類してしまっては些か乱暴か?
これだけ途中なので解説は後から。偶然起きた未来視による社会的混乱と時間論についての作品なのだが、どうも全体にまとまりがない印象。