ゲームサークルUntitled定例会

高校のシミュレーション同好会を母体として成立したゲームサークルに所属している。所属というか友人同士の集まりみたいなものだが。
高校のすぐ近くに県立の総合施設があって、数十のセミナー室・会議室、体育館、コート、多目的ホールに茶室、スポーツジムや陶芸室まで揃って、県民に安く貸し出している。
ここの施設の素晴らしいところは低価格で宿泊までできるところで、これを利用して月一回程度、一泊二日のゲーム会を開いているのだ。尤も、結婚して以来私自身は日曜しか参加していないのだが*1


今回の参加目的は、ここ数ヶ月の間に購入した新ゲームの布教、特にゲームメーカーとしては新興のグラパック・ジャパンがリリースしたスポーツゲームシリーズを広めることにある。
第一弾「レジスタ」と「エアロノートシリーズ」から格闘ゲームゲキシンK.O.」を持って行く。


レジスタは私自身も未経験で、パッケージからもゲームシステムが窺い知れなかったので正直少し危ぶんでいたが、サッカー好きの友人が買い取るということで持って行ったもの。1980円と破格の定価、コマ31個+ダイス+ボードのシンプルなパッケージ、どれをとっても不安だったが、いざプレイしてみるとこれが面白い。
基本ルールは非常にシンプルで、GK、DF、MF、FW、それにR(レジスタ)の5種のコマそれぞれの特徴が説明され、移動ルール、パスやシュートのルールが書かれている他は実質サッカーのルール説明に終始しているのだが、これがなかなかどうして忠実にサッカーが展開できるのだ。
1ターンに2人までしか動かせず、それぞれ3歩しか進めないために1ターンでの激しい動きは期待できず、そういう意味で本物のサッカーとは多少異なる面もあるが、有利なポジションをキープし、パスを繋いでボールを運ぶ、戦術面での醍醐味は存分に味わえる。
サッカーに詳しくない私でも、見ているだけで楽しめた。


ゲキシンK.O.は2人で短時間のうちに終わる手軽さが受け、レジスタを観戦しながら空き時間にちょっとプレイする姿が見られた。
「運に偏りすぎる」「防御にもカードが使えれば」など、概ね同様の不満点を示しつつも、「個人的に燃えるコンビネーションを極める醍醐味」的なノリが好評を博した。

*1:妻が寂しがるので。一度だけ一緒に宿泊したことがあるが、矢張り女性の居ない集団では少々やりにくい。