ボードゲームキャラバン最終日

行ってきた。妻と弟と3人で。
渋谷に出たついでに、弟の彼女の誕生日プレゼントなど購入---といっても、この儀式に私自身は何ら関わっていないのだが。
その後ブックファースト地下にてボードゲーム。今回は、前回できなかった「ミシシッピークイーン」と「ダンクジャム」を体験。体調の悪い妻を放って1時間も遊んでしまったので大変怒られた。
申し訳ございません、大変楽しゅうございました>妻。


ミシシッピークイーンは河川レースゲームである。蒸気船で蛇行する河を進み、途中の桟橋で貴婦人を二人乗せてゴールを目指す。
船のレースということで、急な方向転換や速度変更は難しくなっている。船は手番の最初に1だけ速度(=進むマス数)を変更でき、また進路中1度だけ60度の方向転換が可能である。それ以上の速度変更や方向転換もできないことはないが、その度に石炭ポイントを消費する。これはゲーム中回復することがないので、使いどころが難しい。
激しく蛇行する河はコース予測を難しくする。トップの船が新しいタイルに侵入した瞬間、次のタイルの向きがランダムに決まるのである。従って先頭の船は、大回りを覚悟で賭けに出るか、速度を抑えて展開に対応できるようにするか、決断を迫られる。
また、行動順が一定しないこともレース展開の予測を難しくする一因となっている。毎ターンの行動順は船の順位に応じて変更されるので、予定していた進路を塞がれて目論見が大きく狂うこともしばしばである。


体験プレイでは序盤でゲーム展開がほぼ確定した。先行する2船がコースを塞いでしまったので、後の船は回り道か徐行を強いられる。前2船は巧みな加減速とコース取りで中盤までに貴婦人二人を乗せ、一路ゴールを目指すのみ。対して後続は、焦りのあまりスピードを上げ過ぎてコース取りを誤り、無駄に石炭を消費した挙げ句桟橋を逃す。
簡単なルールながら読みの難しいゲームであった。


ダンクジャムはゲキシンK.O.と同じ日本製のスポーツゲームで、こちらもバインダー式になっている。名前から判る通りバスケットのゲームで、パッケージデザインから察するに3on3のストリートバスケをモチーフとしたのだと思われる。
ゲームは2段階に分かれ、ヘックスマップの半面コートでのタクティカルなポジション取りと専用シューティングボード+ボールによるシュートアクションから成る。
オフェンスとディフェンスで異なる効果を持つカード3枚によって移動力やパス、プッシュ、スティールなど特殊行動が規定され、またそれぞれ異なる能力を持つ5種の選手から3人を選ぶことで幅広いプレイが可能。
時間の都合で2ターン程度しかプレイしなかったが、ゲキシンK.O.に劣らぬ面白さであった。購入したらまたファンサイト作ろう。