三度、キーワード問題

id:jouno:20030423#p1とid:memn0ck:20030422あたりで議論中の問題。まあ、以前も出てきた「どこまでがキーワードの濫用か」といった線引きの難しい問題についてなのだけれど、id:jouno氏の「自分に排他的に所属するようなものを登録しない、というのは、最低限の歯止めのように思われる」というのはそれなりに重要ではないかと思う。取り敢えず宣伝を防ぐ目的でも、また個人的キーワードの登録により「キーワードの所有」感覚を持たぬ為にも。


登録したキーワードが第三者によって削除されるという状態は、登録者としてはあまり面白くなかろう。そもそも「不必要」という判断を下すべきは誰なのか、という問題も出る。
ただ、少なくともその判断は登録した当事者にはできないことだと思う。また削除予定に移した者もその時点で当事者であり、以降客観的に判断する立場に無い。
そうしたことも踏まえ現状では「削除予定」に入ってから1週間経たねば削除されない=削除を取り消す余裕があるシステムになっているが、より公平を期すならば登録者は削除を取り消すことができず、削除者は削除取り消し後再削除できない---「削除予定への移動者」と「削除予定からの移動者」を記録し、以降このidからの移動を受け付けない---ようなシステム、或いは削除またはその取り消しに数名の同意が必要であるようなシステムが検討されても良いのかもしれない。


id:nazoking:20030423#p3でこの話に触れて「『宣伝は防ぐべき』という前提がよく分からない」との言葉を頂いたので補足を。
宣伝が忌避されるべき理由は、はてなのキーワードが「所有されるべきものではない」点にある。即ち、登録されるキーワードは第三者にとって有益でなければならない。
無論、自己申告の宣伝であってもそれが即ち第三者に無益とは限るまいが(自身で開発した、優れた製品の宣伝とか)、それならばいずれ第三者が登録するだろうし、またそれを待つべきだと考える。