chitty chitty bang bang

主題歌と「空飛ぶ車」のイメージばかりで中身を知らなかったのだが、実に良質のミュージカル映画であった。19世紀初頭、ヴィクトリア朝英国が舞台のようだ。古い車といい人々の服装といい珍妙な発明品といい、実に壺に嵌る。
1968年製作とは信じられぬ程のクオリティに驚くとともに、30年以上前にこの時代への回帰があったことに興味を抱く。なんとはなしに、60年〜70年代は来るべき明るい未来を見ていた時代だと考えていたからだ。
ついでに原作がイアン・フレミングと知り納得。成る程妙な仕掛けが満載なわけだ。