戦争:続き

昨日述べたように、戦争の悲劇性は国家としての欲求と国民個々の欲求の乖離にある(と考えている).
これを前提に、二つの欲求を可能な限り一致させる方法について考えてみた。
国家の行動を決定する頭脳部分は政治家が担っている。彼らは国の中枢に居るが故に戦場の死と最も遠い。
では、これを戦場と直結してしまえば、容易に戦争を叫ぶことはできなくなるのではないか。という単純な思考から、以下の提言をしたい。

  • 戦線を布告した場合、議会は即時解散し、大統領及び議員は全員二等兵待遇として兵役に就く。
  • 総選挙を行い、新議会及び大統領を選出する。但し兵役にあるものは立候補できない。

これだけではしかし、法案を審議するのが東野議員たちである以上、法案自体が成立しない可能性が高い。
そこで、次の法案を先に可決せねばなるまい。

  • 議員自身に関わる法案は、国民投票を以ってこれを審議する。

これでどうか。
「死地に赴く覚悟なくして開戦せず」というわけで、これにより浅薄な開戦が防げるのではないかと期待する。
あ、でも一国だけがこれをやっても、単にその国の腰が引けるだけで意味がないのか。