最近の読書

先日借りてきた「ノービットの冒険」(ISBN:4150113572)を読むために、長年未読のまま放り出してあった「ホビットの冒険」(上:ISBN:4001140586、下:ISBN:4001140594)を読了。なんとなれば、(タイトルからも判る通り)全体を通じてパロディされているからだ。
続けて読むと、実に意識して書かれているのが判る。SFとして書かれてはいるものの、筋は殆ど踏襲している。ネタバレを防ぐために伏せて書くが、○○○○○はギターナに、○○○は○○教徒に、○○○の都は○○の港に、指輪は○○○○の輪に、○○○はガタリに、○○○○は考古部長に、という具合にそっくり置き換えられたものと思ってほぼ間違いない。SF風味の味付けはあるものの、ハードSFというよりはスペースオペラ。いや、面白い。


最近かなり活字離れが進行してしまっているので、偶に纏めて読んでおこう。
名作は全部買ってしまいたい位だが、収容スペースと金銭的な事情、それに絶版という難題がそれを許さない。