川崎九龍城砦遊戯

来月で営業を終了してしまうという、ウェアハウス川崎店に行ってきた。
香港の旧九龍城砦遊を模した内装で知られるゲームセンターである。

外見は錆びた鉄板で覆われたそっけない建物である。入口付近は太いパイプが巡らされているが、あとは文字以外にはさして装飾は見られない。

店内では謎解きイベントが開催されていたようだが、キットは売り切れていた。

入口だけを見るとほとんど廃墟だ。

重厚な鉄扉……に見える自動ドアが開くと、赤く塗られたもうひとつの扉が。

その先はもう九龍城砦の狭い路地。



入口脇には「娼婦の部屋」なども作り込まれているが、えっちなので割愛。

2階から上はゲームセンター。壁や両替機などにはウェザリングが施されているものの、ゲームコーナー自体はごく普通の様相。しかし男子トイレはこんな様相である(女子トイレの方はごく普通だそうで)。


そして2階奥のレトロゲームコーナーは……



もうこれ自体がサイバーパンクなゲームの舞台じゃないかという雰囲気。



2階と3階は吹き抜けになっていて、街としての「高さ」までもが演出されている。



4階はビリヤードや卓球台があるが、特段九龍の雰囲気ではなかったのでこちらも割愛。

最後はこの赤い扉を選んで日常へ。