地下謎への招待状

毎年10月になると東京メトロで開催される謎解きイベント「地下謎への招待状」に今年も参加してきた。
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地下謎も今年で6回目。何度も参加している人はもう慣れているかと思うが、初めての方向けに少しばかりガイドを書いておこう。

キット購入からもう謎は始まっている

地下謎に参加するためには、まずキットの購入が必要である。
販売所は上野・東京・新宿・北千住、それに加えて1月末までは新橋・王子、それから土日祝日のみだが銀座・明治神宮前の、それぞれ東京メトロ定期券売り場で販売している。
今年はキット内容が例年より少し厚くなり、その分少し値上がりして2400円。複数人で1つのキットを共有してもいいが、1日乗車券も付いているし、2人分以上を一緒に買うとハンドタオルが付いてくる。

販売所内に「最初に行くべきところ」が示されているので、購入の際はチェックをお忘れなく。キットのみ購入しておいて後日解きに行ってもいいが、最初の謎だけは予め情報を集めておかないと、わざわざ販売駅まで足を運ぶことになる。

3回はカフェに入るつもりで

さて、最初の謎を解くための手がかりを入手したら、ひとまず喫茶店にでも入ろう。これはキットの中身を取り出して全部揃っているか確認すると共に、冊子に一通り目を通し、ゆっくり謎を考えるためでもある。
このように、謎解きの最中に何度か「座って考えたい」場面が出てくる。しかし街中でゆっくり座れるところを探すのはそう簡単ではない。特にSCRAPの謎解きは「キットに含まれるあらゆるものが謎解きに使われ得る」ため、メインとなる冊子のみでは解けずキットを展開したくなる場面が多くあり、そのためのテーブルも考えると喫茶店などに入るのが順当だろう。
そのため、最小の参加費用はキットの価格+購入駅までの運賃(以後の移動は付属の1日乗車券を使うため、24時間を越えない限り追加料金は発生しない)のみだが、少なくとも3回分ぐらいのカフェ利用料金程度は余裕を持っておいた方がいいだろう。
また、謎解きだけでなく移動を伴うこともあってそれなりに時間がかかる。謎にどれぐらい悩むか、途中でどの程度休憩するか、どういうルートで移動するかなどによっても異なるが、クリアまでに3〜5時間ぐらいは見込んでおくべきだ。そのため途中で食事を挟むことも考慮して、お金には余裕を持って動こう。

キット以外はなるべく手ぶらで

謎解きの最中は基本的に片手に冊子、片手にペグシルを持っての移動になるだろうと思われる。そのため、他のものを手に持つことになるとどれかをしまったりまた取り出したりと、結構煩わしい。
今年のキットは持ち手が紐状になって腕にかけやすく、また外側に乗車券とペグシルを差し込んでおけるポケットが付いたので袋の中から取り出すよりも見失いにくくなっているが、それでも手に持つものはなるべく減らしておこう。できればスマホや財布はポケットに入れられるようにしておくかバッグに入れて肩からかけてしまうか、謎解きの最中は手を空けておけるようにしたい。
過去の謎解きでは消しゴムがなく間違った時にちょっと困ることがあったが、去年あたりから消しゴム付きのペグシルに変わったため別途筆記用具を準備しなくても大丈夫になった。

歩きやすい靴で

謎解きは基本的に「駅で降りる→指示に従い駅の外を歩く→必要な情報を集めて謎を解く→次に行くべき駅を見出す」の繰り返しによって進行する。そのため少なからぬ距離を歩き(私は1万5千歩ほど歩いていた)、また地下鉄での移動中も座れるとは限らない。なるべく足に負担の少ない靴で行こう。

雨具を忘れずに

地下鉄謎解きでも駅外を歩くことは少なくない。そのため雨の中を移動せざるを得なくなることもある。雨具の用意は忘れずに。
あまり天気の悪い日は避けた方がいいかも知れない。まあそんな日の方が、他の参加者が少ないためネタバレになりにくいかも知れないけど。

ネタバレ厳禁

当たり前の話だが、謎は自力で解くから楽しいのであって他人に答えを教えられたくはない。答えがわかっても他の人には知られないように気を付けよう。