日常使いのためのモバイルバッテリー

外出先でスマートフォンを使っているとバッテリの残量が気になる。特にGPSなんか使っていると減りが早い。
なので念のためモバイルバッテリーを用意するのだが、たしかに電力の逼迫に対する備えとして有効ではある反面、自宅で充電管理せねばならぬ機器が増えるデメリットもあったりする。
またバッテリ容量は多いほど好ましいが、その分だけ重量も嵩む。あまり荷重を増やしたくはないので、そこそこの容量で妥協せねばなるまい。
しかし逆に軽量だが出力の低いものだと、バッテリがすぐ空になるだけでなくスマートフォンのチャージにも時間がかかるし、タブレットなど容量の大きい機器ではそもそも圧が足りず充電できなかったりする。

そういうわけでモバイルバッテリーに求める条件は、

  1. コンセントプラグ内蔵で直に充電できること
    • 直挿し可能だと日常から充電器代わりにスマホを充電しつつバッテリも満充電にしておけるので、いざ外出時に空になっているということがない
    • ついでに外出先で利用可能なコンセントがあったらバッテリを回復できる
  2. クイックチャージ可能な2A出力
    • 減った容量を素早く回復
    • タブレットを充電するにも高出力は必須
  3. 5000mAh程度の容量
    • もっとあってもいいがこれより少ないと心許ない
    • iPhoneだと3000mAhぐらいなので1.5回分ぐらいチャージ可能、iPadは8000〜10000mAhぐらいなのでまあ半分程度はチャージできる
  4. なるべく軽くてコンパクト

といった感じになる。

実はこの「コンセントプラグ内蔵」が意外に曲者で、商品を検索してみるとモバイルバッテリじゃない充電器が出てきてしまったり、あるいは逆に「他の機器へ電力を供給するためのコンセントを備えた大型の発電機/バッテリー」が出てきたりする。
また、コンセントプラグを収納する分だけどうしてもバッテリ自体に少々厚みがある製品が多く、そのため軽量化よりも大容量化を指向しがちのようだ。

で、結論から言えば今回はこれを買った。

容量5000mAhで重量200g以下、コンセント直挿しできるプラグ内蔵でクイックチャージ対応。メーカーも定評あるAnkerで、何から何まで申し分ない。ついでに赤、白、黒の3色あるので家族のそれぞれに色違いで渡しておく。これでもう、「自分の充電器が見付からない」「妹に充電器取られた」「出掛けようと思ったのに充電足りない」といったトラブルがなくなる……といいなぁ。

指摘されるまで気付かなかったんだけど、これ内蔵コンセントプラグからだけでなくUSBポートでの充電も可能だそうで、つまり「コンセントはないけどUSBポートならある」場合にもバッテリ補充できるのは万全だ。