地下謎2017

2014年から毎年、東京メトロで10月〜1月の間開催される街歩き謎解き「地下謎への招待状」に、今年も挑戦してきた。24時間フリー乗車券付きで東京メトロの路線を巡り手掛かりを探す、巡回型の謎解きイヴェントだ。
realdgame.jp

用意するもの

「地下謎」では、謎解きに必要なものは一通りキットに含まれているので、必要なのはキット購入費用2160円だけだ。二人以上で一緒に遊ぶ場合、別途フリー乗車券を購入するなどして1キットを共有することも可能だが、手掛りをひねり回すには一人に一つあった方が便利ではある。複数購入するとちょっとしたグッズももらえるので、基本的に各自購入をお薦めする。
また今回は途中でちょっとした買い物が必要になる(100円)。
謎解きの間、わりと頻繁に「手に回答用紙と筆記用具を持って移動する」必要があるので、その間に不要なものを仕舞える鞄があった方がいい。A4程度のサイズが収まる、肩掛けのバッグがいいだろう。
最終問題の回答、および詰まった時のヒント確認のためにはスマートフォンなどがあると良いが、謎解きの間に使うとすれば「問題のキーを撮影して別の場所でゆっくり考える」程度だ。
逆に、それ以外の余計なものはなるべく持って行かない方がいい。

スタート地点

駅事務所定期券売りにて場謎解きキットを販売する、東京メトロ上野・銀座・池袋・新宿・渋谷の5駅から始めることになる。
キット購入した場所に、最初に行くべき場所への案内があるので、まずはそこに行って最初の謎のための手掛かりを得ること。その後、キットの内容を確認しながら複数の謎を解くためにテーブルのある席が欲しいので、喫茶店にでも入るといい。

難易度

最初の謎はそれほど難しくないが、解いたら示された駅に移動して次の謎を解き……と、移動が多いため時間がかかる。段階が進むとあちこち移動する形ではなくなってくる代わりに謎の難易度が上がってくるが、「足で解決」と「頭で解決」が交互にやってくるので、小学生ぐらいの子連れでも結構楽しめているようだ。なお最終の謎は解釈に悩み、「本当にこれ解けるのか……?」と懐疑的になったが、それだけに正解がわかった時のカタルシスは凄まじかった。

時間

謎解きにかかる時間には個人差があるが、だいたい最終行程(最終問題の情報を得る段階)まで5時間前後を見込んだ方がいい。私の場合、最初の謎(複数の駅を巡って問題を解く)を終えるまでに2時間、第三段階の謎を解いたところで3時間、最終の謎到達で4時間半だったが、帰宅してその最後の謎を解くには更に3時間以上を要した。

その他雑感

謎の手掛かりは、改札の外、多くは街の中にある。そのため、雨の日はちょっとやりにくい。
普段降りることのない駅で降り、行くことのない場所に行くことで色々な発見があるのだが、「どこに行くか」も謎のひとつであるため情報をシェアできないのは少々残念。
参加者が多いので、みんなが向かう方向を見ると「どこに手掛かりがあるのか」がわかってしまう。変にヒントを得ないようにしたければ平日にやるといいかも知れない。これは主催にとっても懸念事項だったのか、今回は「謎を解くと複数の候補地が現れ、そのうちひとつを巡れば良い」方式になっており各地点に人が集中しすぎないようにしてあった。また解くまでに時間のかかる最終問題は「家でも解ける」と示されており周囲にヒントを与えてしまわないよう配慮されている。これは良い変更だと思う。
来年も楽しみにしている。