薄くて軽い大容量モバイルバッテリーを探す

先日の日光観光+ポケモンGOで、iPad Pro(9.7')のバッテリーが満充電でも12時間は保たなかったので、夏休みを前に遠出用のモバイルバッテリーを買っておくことにした。
選定にあたり重視した条件は、

  1. すぐに入手できるもの
  2. iPadの充電用なので出力2アンペア必須
  3. 携行を前提としているのでなるべく軽くて小さいもの
  4. 容量はなるべく多い方が望ましいが、重量・サイズとの兼ね合いで妥協する
  5. できればコンセントプラグ内蔵で直に充電できると望ましい

といったところ。
1、2は必須条件。3と4は互いに関係する条件なのでバランスを見る。
5は、主に「普段あまり機器のバッテリを管理しない」人向けの機能である。妻がコンビニで調達してきたiPhone向けの1Aタイプがこの形式で、普段からiPhoneの充電器代わりにコンセントに挿しっ放しにしておくことで満充電を保ちつつ、これ自体がそのままスマートフォンの充電アダプタを兼ねるので、外出時にもこれ一つあればよく、iPhone用の充電アダプタもバッテリ用の充電アダプタも持ち歩かなくて良いという利点がある。

しかしどうやら、コンセント直挿し型は大容量バッテリにはほとんどない機能のようだ。どうしてもサイズが大きくなりがちなので壁に直接挿すのが難しくなるからだろうか。
よって5は諦めて、1と2を満たす範囲で3と4のバランスを見ながら商品を選定した結果、選択したのがこちら。

白と黒の2色があったが、(Amazonプライムを利用すれば)翌日に届くのは白の方だった。
決め手となったのは、重量が200g未満、かつ厚みが13mmしかなく(概ねiPhone6ぐらいのサイズ感である)、にも関わらず8000mAhもの容量を保っている点だ。しかも2000円台とやたら安い。

とりあえずバッテリとしての性能をざっとチェックしてみる。残量26%になったiPadに満充電状態のバッテリを繋ぎ放置し充電回復具合を確認したところ、92%まで回復させることができた。およそ2/3程度を満たせた計算である。前回の旅行ではおよそ8〜9時間で息切れしたので、これがあれば14時間前後は保たせられそうだ。
iPad Pro(9.7')のバッテリ容量は7306mAhだそうで、そうするとこのバッテリで充電できた量はおよそ4870mAh程度。公称8000mAhではあるが、どうしてもバッテリからの出力には少なからぬロスが生じるもので、実際に使用できるのは6〜7割と言われるから、ほぼ60%ぴったりが出ているなら充分に公称値通りだ。
バッテリからの充電中、出力端子のある付近がやや熱くなるが、手で持てないほどの温度ではない。

バッテリ本体のサイズは長辺146mm×幅78mm×厚さ13mm、重量183g。これは、ほぼiPhone 6 plusに匹敵する。バッテリの容量で言えば2750mAhのiPhone 6s plusを1.7回分ほど充電できる計算だ。2台持ちの荷重で3台分の働き。旅のお共に、お一つ如何だろうか。