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丁度良いkindle具合

去年末にiPad miniを買ってから、なるべく本はkindleで買うことにしている。普段から携行できるし、場所を取らないからだ。別にkindle以外の電書サーヴィスでもいいのだが、分散させると管理が厄介になるので一番将来性が安定しそうなkindleで統一することにした。
まあ「とりあえず使い方が見えてないので入手できるやつを買う」方向で在庫のあった32GBモデルを買った結果として、空間占有量の代わりに容量占有量が問題になってしまったのは誤算だったが。


それはともかく。
端末もサービスも増えて世間にずいぶん根付いたとはいえ、まだ電書は発展途上だ。新刊はだいたい電書化されるとしても、古い作品は名作であろうとも後回しにされやすい。新刊にしても同時刊行例は少なく、コミックであれば「新刊が出ると前の巻が電書になる」ぐらいのペースであることが多い。たぶん、印刷書籍の販売数をあまり落とさないためにわざと電書を遅くしているのではないかと思う。
そんなわけで、版元が電書化に熱心であるとか最近になって新装版で再販したとかでもない限り、全作品が電書で読めるような作家はそう多くない。

好きな作家の作品が全然電書になっていないとがっかりする。
しかし、一度に全部並べられるとそれはそれで怯む。全巻一気に買うほどの経済的余裕はないからだ。またシリーズものでも、まとめて買えるようになっていない場合もある。数冊ならばいいが、何十冊もある場合はひとつひとつ購入手続きをしてゆくのも結構面倒で、こういう時には「どうせなら全巻セットで買わせてくれればいいのに(可能なら割引で)」とか思う。
電書版は印刷版より割安な価格に設定されていることが多いが、それでもまとめ買いは決して安いものではないし、とりわけ既に印刷版で所有しているものの置き換えともなると躊躇する。
一度に買っても良いと思える「丁度良い分量」って、どれぐらいだろうか。

これまで、一気買いした最大数は「強殖装甲ガイバー」の30冊だ。これは確か、コミックを中心にセールがあった時に買ったものだったと思う。1冊が200円弱だったので全部で5000円ぐらい(ただし同様に安かった作品を他にも買っているので、それらもひっくるめて8000円ぐらい使ったのではなかったか)。

現在の価格は巻によるが500円前後。この金額で買うと1万5千円にもなる。流石に、それだったら買ってないだろう。

だいたい、一月あたりの可処分所得は(感覚的には)2万円ぐらい、うちゲームや音楽などに5000〜1万が使われて、残りが本に充てられる感じだ。そのうち8000円を一気に使うというのはやり過ぎの感は否めないが、これはセールだったからで、正価であったら同じ程度の金額でも買わなかっただろうと思う。事実、10冊程度のシリーズでも安売りしていた1巻のみ購入済みなものがいくつもある。
正価でまとめ買いしたのは今のところ6冊。だいたい3000円、これぐらいが「躊躇なく買える」金額のラインであるようだ。
ただ、安売りの時はもちろん購入量が増える:「今のうちに買っておいた方が得」という心理の為せる業だろう。ごく少ないサンプル事例から大雑把に概算するならば、単価500円→200円で購入額3000円→8000円に変化しているということは、おおよそ割引量と総額の増加量は反比例すると言えるのではないか。
……もちろん、実際には「買いたいと思わせるタイトル数」にかなり左右される話であって一概に言えるものではないが。

ところでkindleを使っていると、総タイトル数以外にも色々と足りないものを感じる。列挙すると、

  • Amazon上での購入/管理機能
    • シリーズまとめ買い機能
    • 未電書化タイトルの要望申請分を一覧する機能
      • 要望申請分が電書化された時の通知
    • 一覧から購入済み作品の除外表示、もしくは購入済みであることの表示
  • kindleアプリ側での管理機能
    • シリーズまとめ表示
      • 読み終えたら続き巻表示
      • 同作家作品のリスト表示→直接閲覧
    • アプリ内購入もしくはアプリ内Amazonページ表示
    • 全画面表示状態での閉じ/ページ移動/メニュー表示操作の改善
      • 画面内タップではページめくりに誤判定されやすいので上フリックや円を描くジェスチャなどはどうか
  • その他
    • 他サービスとの相互乗り換え可能性
    • 他アカウントへの貸し出し
    • 漫画の写植文字テキスト化

まあ結局のところ「どこまで印刷書籍の書庫を持ち歩くに近いところまで行けるか」という話である。もちろん重さと体積は真似しない方向で。