古書風iPad miniケースを自作する

iPad mini Retinaを買ったので、何かケースを用意しようと思った。

最初は古書風デザインのBookBookを使う予定だった。

雰囲気の良いケースだが、これ本体を完全に包み込む構造……というか、内側にiPadを保持するジャケットがあり、それの外側に一回り余裕のあるサイズでケースが挟み込む構成なので、けっこう大きい。iPad miniを入れる予定で用意したレッグポーチの容量を越えてしまう。

他にも手帳めいたデザインのケースなどを色々物色したが、どうもしっくりくるものがない。裏側が樹脂製だったり色が派手だったり背表紙がなく本のような雰囲気に欠けていたり。
じゃあ、自作しよう。

Paperblanksという、古書風の外見を持つノートがある。

Paperblanks モーツァルト U 罫線

Paperblanks モーツァルト U 罫線

Paperblanks ショパン MN 罫線

Paperblanks ショパン MN 罫線

様々なデザインがリリースされているが、なかなか雰囲気のある装丁で人気が高い。これの中でiPad miniのサイズに合ったものを探す。
店員に確認したところ、どうやらminiの200×134.7mmに適合するサイズは手帳ではなくダイアリーの、マキシと呼ばれるサイズらしい。210×135、ほぼiPad miniのサイズそのままだ。
2014 Diary (18-Month) Black Moroccan (Maxi)

2014 Diary (18-Month) Black Moroccan (Maxi)

残念ながら最も大きいウルトラサイズのノートでも180×230mm、iPadあるいはiPad airだと上下に少しはみ出してしまう。

これの中身を外してiPad miniを保持するケースを取り付ける。ケースはサイドから見えることを考慮し色・質感とも書籍デザインに馴染むものが望ましい。当初はウッドケースの採用も考えたが単価が高目であることと幅の増加を鑑みて方針を変更した。
色々探した結果選定したのがこちら。

不織布と合皮張り合わせの軽量でシンプルなジャケット。象牙色なので本によく馴染むし、薄く貼り付け易く、加工も容易だ。

というわけで、
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これを、
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こうして、
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これを、
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こうして、
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こう。
あとはダイアリー(だったもの)の遊び紙に合成ゴム系の接着剤でジャケットを貼り付けて、カメラ穴あたりを切り抜けば完成。
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重量450g、ハードカバー1冊より軽いぐらい。厚みも12mmに収まった。
ついでに壁紙も古書風の雰囲気に合わせて、レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図コラージュを中心に星座図や時計図を重ねて作成。外枠をほぼ2048サイズにしたため縦でも横でも全体図が入らないのはご愛嬌。