放置系オンラインTCG「サイバーワン」

10月にサービスインした新たなゲームに手を出してみた。
ネットカードダス」と呼ばれる一連のシリーズで、

  1. 基本プレイは無料
  2. プレイに応じて仮想通貨を得てレンタルカードを購入できる
    • レンタルカード及び仮想通貨は1ヶ月ごとにリセット
  3. アルカードに記されたコードを入力することでリセットされないカードを保有できる

という構造。


グランナイツ・ヒストリーなんかでもそうだったが、オンライン対戦系のゲームはリアルタイム同期前提に設計してしまうとプレイ時間帯が合わない人に辛い。とりわけ基本無料のブラウザゲームではプレイ時間やリソースに制限を付けて「制限解除したければ有料で」というモデルだから、集中的にプレイするスタイルで設計するわけには行かない。しかしみっちり遊びたい層にも応える必要がある。
サイバーワンはこれを「デッキ構築」に特化するスタイルとした。10枚のカードを組み合わせて1デッキとする。引き順はランダム、対戦は全自動。
面白いのはカード毎のキャスティング・コストで、ここに時間概念を導入している。つまり、「強いカードほど出が遅い」。


基本はクリーチャー戦である。最大10枚分の「戦場」があり、ここに出た順に1枚づつクリーチャーが並んでゆく。各々が攻撃力と耐久力を持ち、目の前に相手のカードがいればそれを攻撃、いなければプレイヤーのライフを攻撃する。デッキすべてが撃破されるか、ライフが0になったら負け。
シンプルだが中々に奥深い。軽いクリーチャーで手数を稼ぐのか、直接攻撃以外の火力で連続撃破を狙うか。回復多用で粘り勝ちか、増強多用で瞬殺するか。タイムコスト圧縮で大火力速攻か、タイムコスト遅延でロックするか。 カード数は百数十種程度ながら、勝ち筋は意外なほど多い。