ボーダーブレイク索敵学:偵察機とセンサの使い分け

センサ登場以来すっかりお目にかかることのなくなった偵察機。短時間で索敵効果が切れる偵察機に比べて破壊されるまで効果を発揮し続けるセンサは後方の敵を捉え奇襲を防ぎ、「負けない」装備として重宝される傾向にある。
では、偵察機はお払い箱なのか?
私はそうは思わない。


センサに対する偵察機の利点は「前方視界」である。センサは原則として支援機が安全に到達可能な範囲=自軍制圧下領域にしか配置できず、従って自軍後方警戒には向くが、前線では容易に破壊され効果時間が短かいし、敵後方を知るには使えない。
逆に偵察機は、後方警戒には向かない。抜けられた時に発射してマップに表示させることはできるが、継続的な効果を期待できない以上は効果が弱い。その代わり前線から敵ベース方面へ飛ばすことで敵機の配置を明らかにし、凸麻の警戒線を助けることができる。
つまりセンサ装備が防衛的支援機であるのに対し偵察機は攻撃的支援機であると言うことができる。撃ち切りで死に補充しかできないので、軽装支援で前線を攪乱しつつ定期的に敵ラインを確認して凸を支援するのが偵察機の正しい運用法だろう。
だから、単に「支援機は2機欲しい」ではなく、できれば「センサー持ちと偵察機持ちが1機づつ」であるのが望ましい。


凸ルートの見極めだけが攻性索敵の出番ではない。障害物を貫通して叩き切れる魔剣。物陰から投射して爆風で吹き飛ばせるコングや41。防性索敵による待ち伏せ攻撃を事前に察知すれば、致命的な攻撃を回避しつつその隙を狙って逆襲が可能になる。あるいは後方に陣取った砂がマッピングされれば即座に榴弾の雨を降らせることも可能だ。センサには不可能で、偵察機にだけ可能なことも多い。


ボーダーブレイク産廃なし。使い熟せぬものだけがそれを産廃と呼ぶのだ。