子供とバトルライン

バトルライン (Battle Line) カードゲーム

バトルライン (Battle Line) カードゲーム

子供と二人用ゲームで遊ぶ。まだ読める漢字が少ないので言語依存性の高いゲームはできない。コレクションの中で2人対応かつ言語依存性の低いものというのはかなり希少で、事実上これと銅鍋屋ぐらいしかできるものがない。両方とも決して簡単なゲームではなく、6歳児が遊べるのは単に本人の適応力が高いからに過ぎない。平均的には8歳ぐらいにならないとちょっと厳しいかも。
銅鍋屋

銅鍋屋


バトルラインは6色1〜10、計60枚のカードを9本のフラグ前に3枚づつ置いてポーカーの役を作り、勝敗を競うゲームだ。役の強さは順にストレートフラッシュ>スリーカード>フラッシュ>ストレート>役なし。
手札は7枚、手番ごとに1枚置いては1枚引く。互いに3枚の役が完成した時点でそのフラグに於ける勝敗が決し、9本のフラグ中過半を取得(戦線の押し勝ち)、もしくは隣り合う3本の連取(戦線崩壊)で勝利となる。
重要なのは「自分の3枚が決した時点で、相手がそれ以上の役を作れないことが証明できれば自動的にフラグを取得できる」こと。例えば同色10-9-8のストレートフラッシュは最強の役であり絶対に覆されないので、完成時点で勝利となる。あるいは相手が同色10-9と出していて自分がそれより弱いストレートフラッシュかスリーカードであったとした時、相手の3枚目にあたる色の8を場に出してしまえば、相手の役は最大でフラッシュに限定されるため自動的に自分のフラグ取得が確定する。
これがバトルラインの醍醐味なので、プレイヤーは証明の意味を理解する必要がある。子供には少々高いハードルだ。


最初の1戦は役の強さもよく理解しておらず、ひたすらストレートフラッシュのみを作ろうとする傾向があったが、スリーカードを理解して後はストレートフラッシュもしくはスリーカードを使い分けるようになってきた。また、3枚目の捨て置きによる敵の役不成立証明はきちんと理解している。ただ、まだ役の駆け引きが弱く、つい10を2枚づつ分散配置してしまったりする。もう少し慣れたら戦術カードも導入してみようか。


それにしても役の強さ順序はバトルラインの弱点で、わかりやすく解説するボードでも用意するか、あるいはカードの縁にでも表示してしまえば良いのにと思うことしきり。あとカードがやや薄く耐久性に難。良いゲームだけに残念。