犯人に告ぐ

評価が高かったので借りて来たんだが……なんだこれは。
警察が誘拐殺人犯を追い詰める話なのだが、捜査員の行動がいちいち不自然にすぎて支離滅裂に。アナタいま現場を荒らしまくってますよとか、この場面で単独行動はねぇだろとか、張り込み捜査中は私用の携帯切っておけよとか、もう散々。なんでこんな駄作が評価高いのかまったくの謎。


念の為。これ原作はベストセラーで複数の作家やミステリー書評で絶賛されているらしいのだが、映画を見る限りでは映像化に当たって脚本演出に問題あったが故の駄作化ではなく、小説自体がこの程度の出来なのだろうと類推せざるを得ない。


なお映画の見所はたった2箇所、老刑事の冴えた推理による犯人の行動圏絞り込みと冒頭の事件で失態を演じた若手の機転、これだけ。
軒並み評価平均が70%ぐらいと高目で、近所のレンタルで店内満足度評価90とあったのだが、にも関らずコーナーの一番下隅に追い遣られていたのは恐らく担当者の良心。


あと最後のシーンで目を見開く意味がさっぱり解らない。