ダンボール廃墟街

すっかりデザインフェスタの定番となった感のある第N無人居住区を撮影しに行く。
今回の展示は過去最大の規模で、机の上に2mほどの高さまで詰み上げられた街はところにより足元まで延びている。そのため周辺にカメラの固定を助けるような柱や台が存在せず、光量の関係でシャッタースピードが遅くなりがちな状況では手ぶれせずに撮影するのはかなり難しい。三脚を使いたいところだが、如何せん人気ブースでひっきりなしに見物客が訪れる状況ではそれも困難。
フラッシュを使ってしまう人も多かったが、それをやると折角の雰囲気が台無しになってしまう。悩ましいところだ。


私は赤外線暗視機能付きの機種を使っているので、今回はそれを活用した。しかしこれはこれで赤外光投影により作品の配光を崩してしまう面があるのと、モノクロでの撮影になってしまうという欠点がある。
手ぶれしない程度のシャッタスピードで増感も試みたが、その分ノイズが酷くなる問題も。まあそういうのも味ということにしておこう。