少なくとも9未満のユーザには10をおすすめしたい

今回のヴァージョンアップで、久し振りに熱が戻ってきた。モデリングすること自体が楽しいという感覚。思い描く画なんてものはない、まずオブジェクトありき。それというのも、ストレスなくモデリングし、ストレスなく結果を確認できるからだ。


8.5までは演算にかなり時間かかってた。どうしても透明体や複雑な曲面を作り込みがちで、そこへ複数光源を当てた上で柔らかな回り込みを表現する大域照明なんか適用すると、VGA程度の画像でさえ数時間かかる。下手すると半日とか、あるいはもっと。
これではトライ&エラーも儘ならない。エラーが確認できるのは数時間後、だからミスを覚悟で作り込みだけ進めておいて、寝る前や出勤前にレンダリングさせておく、そんなやり方。当然、効率は著しく劣る。


だが10は、同じマシンでも3時間が3分になったりする。これなら「ちょっと一息入れて」る間に確認が終わる。いい時代だ。


スレ見てると「他社ソフトならとっくに実現してる」という類のDisが多く見られるのだが、そんなことは先刻承知だし、それが厭ならさっさと他へ乗り換えてる。
Shadeを使い続けているのは、他では得られないものがあるからだ。多分それは「ずっとMacを使っている」のと似た何か。
Shadeユーザは3Dグラフィック・アーティストではなくてShadeユーザなのだと思う。