無断ブクマ対策としてのエントリ入れ替え事例

無断リンクの一貫としてソーシャルブックマークを非難したtinycafe氏のような例は過去にもあったし、要約として冒頭の一部が引用されることに抵抗を示す例もあったが、それに対してエントリ削除/Blog移転ではなくURLに対するエントリ内容のみの入れ替えを行なったと思しい事例。

ブックマークのタイトルは「無断リンク禁止是々非々論争はナンセンス」であるが、実際にブックマーク元記事を見ると「こんな手紙送りつけちゃった。私、ポアされちゃうかな? そん時はどうか骨を拾ってやっておくんなさいまし、、、 」になっており、内容ははてなブックマークというシステムへの怒りを表明したものとなっている。
元の記事は現在http://ahenosakata.blog83.fc2.com/blog-entry-166.htmlに移動している。ここでもブックマークへの不快感-----主として「勝手にコメント欄を作られた」ことへの怒りを現わにしており、恐らくこのブックマーク不整合はシステム上の不具合や間違いではなく、エントリ投稿者により意図して改変されたものと考えられる。
さしあたりブクマコメントはURLに対して行なわれるものであり、その内容までを管理することはできないから、今後もこのように「ブクマした時点での内容とその後の内容が一致しない」ケースは散見されるだろう。


「勝手にコメント欄を作られた」について言えば、ブクマコメントの形で意見が集まろうが某ちゃんねる辺りにヲチスレでも立って言いたい放題だろうが大差ない(後者はime.nuを経由することで元スレが判別し難い点でもう一歩陰湿である)し、別途(今ここでそうしているように)エントリを立てて意見を述べても同じことである。少なくともブクマコメントは発言者がIDの形で特定されるし、一意なURLを有するからそれに対する意見を述べることもできる。実質的には各自がエントリを投稿するのと大差ないし、一覧できるだけ総括しての反論も容易であろう。
いずれにせよ、自分の発言に対する反応は肯定的であれ否定的であれ自分自身に返るものである。コメント欄を閉じ、トラックバックを受け付けず、返される意見を見ないようにするという選択肢はあるが、意見が表明されることを禁じる法はない。ブックマークを禁じる主張はまったくナンセンスである。


ときに氏はこの件に関して いつまでこんな事。。。 - FC2 BLOG パスワード認証なるエントリまで書いているわけだが、このタイトルでは株式会社はてなを使用済み下着を販売する風俗営業者、id:jkondo氏を犯罪者と断じている。(念の為、魚拓)
これは明らかな名誉毀損であるし営業妨害である。親告罪であるから直ちに法に触れるわけではないが、裁判沙汰になったらまず100%勝ち目はないし、そもそも怒りのあまり他人をこのような形でこき降ろすのは単に自身の品位を損なう効果しか生じない。即刻謝罪の上撤回(削除ではない:あくまで「こう表現していた」事実は残した上で、その非を認め訂正内容を掲示るべきである)されることを期待する。