任天堂が次世代ゲーム機(Revolution)の情報を一部明らかに | スラド

  • 厚みはDVDのパッケージ3箱程度。DVDのパッケージよりちょっと長い。
  • 盾置きも横置きもできる。
  • 12cmディスクを使う。
  • ドライブはスロットローディング式。
  • ゲームキューブと互換性がある。
  • 無線インターネットが可能。
  • 2006年発売予定。

小さいな。デザインについては不明だが、現状ではPS3より好印象。ていうかRevolusion>Xbox360PS3
更に言えば……最早据え置きゲーム機単体ではなく携帯ゲーム機+据え置きサーバーで評価すべきなのではないか、とも。


さて。
任天堂Revolutionは詳細が発表されていないから保留するとして、PS3Xbox360をカタログスペックから比較してみると、

CPU
PowePCベース3.2GHz×3基並列のXBox360浮動小数点演算能力*1:1Tflops)に対し、PS3は同じPowerPCベース3.2GHzが1基に8基のサブプロセッサ(浮動小数点演算能力:2Tflops)で構成される。
数値から見ればPS3が上だが、PS3の構成は開発が難しいという話もある。
グラフィック
Xbox360は500MHzGPU+10MBのVRAM。GPUはともかく、VRAMはちょっと少なすぎやしないか?今やPCならばエントリモデルでも32MB程度、ハイエンドなら128MB〜256MB。
対するPS3は550MHzGPU+VRAM256MB。

数値的にはPS3が圧倒的に優位。しかし、実際のところこれほどの性能なんて必要なのだろうか。違いが歴然とする程の性能差なのだろうか。


ハードの性能が向上することで、従来の制約がなくなり、制約のために要求された特殊なテクニックが不要となる。そう考えれば、開発コストは下がるように見える。
しかし実際は、恐らくより高レヴェルのグラフィックが要求され、制約の解消により低下した分よりも多くのコストを費やさねばならなくなるだろう。音声のみのラジオから画像の見えるテレビへの変化は劇的であったが、モノクロからカラーへの変化はそれに比べれば小さかっただろうし、現行のテレビからハイビジョン放送への変化では最早小さな感動しか得られまい。同様のことがゲームでも起こっている。8色しか同時に使えなかったファミコンから256色のスーパーファミコンへの変化、あるいは2Dから3Dへの変化で感じたような衝撃は既になく、僅かなクオリティ向上のために膨大なコストを費やす時代。それは同時に、大手メーカー以外にとって不遇の時代でもある。
しかしゲームの面白さの本質はグラフィックではなく、壮大なシナリオでもない。いつか業界がそれを思い出してくれると良いのだが。

*1:3Dグラフィックスではこの数値が重要視される