キーワード削除論議

もうあまり首を突っ込む気がなくなりつつあるが。
個人的にはキーワードリンクを辞書機能としても捕捉機能としても重宝しているのだが、すべてのキーワードが捕捉或いは辞書用に有効であることを期待してはいない。偶々特定のはてなキーワードがその役割を果たさないとして、必要であれば他の手段で代用できる。


リンク不要と削除とは、一般ユーザーの立場から見ればほぼ同じことだ。自分の日記にリンクされたくないキーワードは存在しなくても良いキーワードであり、わざわざ存在を認める方に投票するキーワードはリンクを許容するキーワードである。
不要に投票されるキーワードは大別して2つある。

  1. 意図しないリンク(所謂誤爆)が多いもの
  2. キーワードの内容に問題があるもの

1は書き手の意図と異なるところでリンクしてしまったキーワードを自分の日記から排除したいという行動である。積極的には日記の「キーワードを編集」機能やリンク強制解除表記によって対応可能ではあるが、いちいちそれを行うのは鬱陶しいのも事実。また、キーワードスコアと閾値によりある程度の広範なコントロールが可能ではあるが、キーワード全体を一意に扱う関係で消したくないリンクまで消えてしまうなどの弊害も発生する。
ところで、主に誤爆が発生するのは平仮名または片仮名で2〜3文字、漢字で1〜2文字程度のキーワードである。とすれば、キーワードリンク設定に最低文字数を付け加えることで、誤爆をかなり回避できるのではないだろうか。
以前、キーワード作成時の最低文字数設定案が挙がったことはあったと思うが、それとは違って作成に制限を設けずに個々の日記へのリンクで制限しようということである。有料オプションでも構わないと思うが、ご検討頂きたい。


2は本来、内容の編集で対処すべきところではあるが、キーワードとなった文字列そのものに問題がある場合や編集の応酬になる場合などへの対処が別途求められる。いずれにせよ何らかの削除措置は残さねばならないし、それが運営側を煩わせずに済む(それに人手を割く余裕はないと思われるので)システムが望ましく、この点に於いては削除予定カテゴリーのようにいたちごっこを避ける意味でも投票形式は悪くないように思う。
ところでキーワードへの投票について、現状でどうなっているかは未確認であるが、投票スコアを基準に削除を行うのであれば投票権は市民にのみ与えられるべきである。これはダミーIDによる工作を防ぐ上でも重要な措置。


ちょっと話はそれるが、市民権って確か「30日分以上日記を書いていること」「最後に書いてから30日以内であること」によって獲得されるのであったように思うが、ということはやろうと思えばユーザー登録→30日分の空疎な日記更新を自動処理で行うことで素早く多量のダミー市民IDを獲得して荒らすようなことも可能になるのでは。まあ同一IPからの激しいアクセスなんかは流石に運営側でチェックされるかも知れないけれど、そういう極端な状況も一応視野に入れておく必要はあるのだろう。