Shade7

年末に発売らしい正しくは来年3月だそうだ。6が出てからそんなに経っていないような気がするが、この辺りは経営が変わったことによる変化だろうか。
以前は2バージョンに1回しかアップグレードの必要性(或いは魅力)を感じなかったが、今回初めて6から7へのアップグレードを敢行したい衝動に駆られた。
インターフェイスの全面的な変更は、これまで散々指摘されてきた設計の行き詰まりへの、開発陣の返答と言える。実物に触れるまで評価は差し控えたいが、統合されたパレットや形状の表示形態一新には期待が持てる。
また、パフォーマンスの向上にも着目したい。AltiVec対応により、やっとG4の真価が発揮されるのは喜ばしい。更にOpenGLアクセラレーションの最適化で表示速度そのものを改善したとある。グラフィックボードごとの相性についても改善を期待したい。
レンダリング手法の変化---特に使い慣れた分散レイトレーシングの放棄はやや気になるところだが、その分はパストレーシングの利用でカヴァーするとしよう。


残念なのは未だに.ai或いは.epsへの出力がサポートされない点。4の頃のフリープラグイン「Export AI」はパースの2D出力やShadeの描画機能を利用した作図に大いに力を発揮したものだが、6以降に対応しないために現在は殆どお蔵入りで、必要なときはOS9から起動して使うこととなり非常に作業効率が悪い。
また、以前からFlashへの出力については要望が高いが、こちらも今だ実現されていない。
3Dへの出力だけでなく2Dへの出力にも気を配って頂きたい。