Kindleの整備

iPadをAir2からPro9.7に買い替えた。初めてiPadを導入したminiの時は、即日購入できるモデルということで32GBを選択したところ容量が全然足りなかったので、Air2では最大の128GBを買ったにも関わらずKindle端末として本格利用を開始したら容量の大半を喰い潰してしまった(Kindleだけで72GBほどある)ので、Proかどうかの問題よりも容量を倍にしたかったというのが主な動機である。

機種変更の際には色々と設定やデータの移行が必要となるが、基本的にはアプリのデータなどはほぼ全てiTunes経由かクラウドで同期可能なので、あまり問題はない。
しかし毎度ながら深刻なのがKindleだ。無論こちらもサーバ側に購入情報がすべて保存されており、アカウント認証さえすれば同期できるのだが、なにぶん量が多い。とはいってもまだ1500冊まで行かないぐらいだが、これらを順次ダウンロードし直さねばならない。

kindleには自動での同期機能がないので、ダウンロードは手動である。コレクション単位では一括のダウンロードが可能なので「メンテ用」と名付けた、(期間限定無料本などの不要分を除いた)全タイトルコレクションを作ってあるのだが、これはこれで運用が難しい:なにしろ一括ダウンロード開始はできても一括停止機能はないのだ。
Kindleサーバからのダウンロードは決して速くはなく、光+Wi-Fi(5GHz)の高速回線であってもコミック1冊(およそ40MB程度)に1分強かかる。明らかにkindle側のサーバ回線がボトルネックなのだろう。常時多数のユーザが接続しているのだから致し方ないとはいえ、1冊1分で1400〜1500あると単純計算で丸々24時間程度かかることになるわけで、よほど時間に余裕がある時でもなければ厳しいものがある。
たとえばダウンロード中に優先して読みたいタイトルができたとしても、既にダウンロード予約されている分を手動でひとつひとつ取り消してゆくか、諦めて全部ダウンロードされてくるのを待つしかなく、そう考えると一括DL用メンテコレクションはあまり良い方法ではない。
また、何故か一括ダウンロードしておくと少なからぬ割合で「データの壊れた」本ができてしまう:開こうとすると「削除してダウンロードし直してください」というアラートが出るので、これも手動でメンテせざるを得ないが、実際に開いてみるまでわからないので面倒だ。
結局、一括は諦めて「読む時にシリーズまとめてダウンロード」という運用にシフトしつつあるのだが、こちらも例えば検索したものを一括ダウンロードする機能などはないので、手動でどうにかするか、あるいは冊数の多いシリーズなどは個別にコレクションを作る必要がありそうだ。