はてなダイアリーへの要望:管理画面カスタマイズ

はてなダイアリーができた頃はそれほど多機能ではなかったから、管理画面はひとつしかなかった。しかし機能を増やすに従ってひとつの画面では収まり切れなくなり、分割の必要が出てきた。
また、複雑化した画面はそれだけで初心者を敬遠させるに充分なものだったから、はてなはこれを簡単に見せる努力をした。
それがかんたんデザイン設定による面倒な設定部分の分離であり、新管理画面に於ける細分化した画面であるが、結果としてどのカテゴリに何の機能が収まるかが判らず、見通しが悪くなる副作用も生んでしまった。UIとしてこれはマイナスである。


そこで、はてなに管理画面のカスタマイズを提案したい。
カスタマイズとはDouble Meaningであって、ひとつは管理画面サイドバー部分の変更というはてな側作業としてのカスタマイズ、もう一つはユーザーに委ねる意味でのカスタマイズを意味する。

サイドメニューの表示変更

管理画面のメニューのうち幾つかは階層化している。例えば「日記の設定」には基本設定/コメント・トラックバック設定/有料オプションの3つのメニューがまとめられているし、「デザイン」はかんたんデザイン設定/詳細デザインの切り替えになっている。
こうした階層化は中に含まれる機能を見え難くし、判り難さを生むので、メニュー部に全部見えるようにすべきだ。例えばメニュー部「デザイン」のボックスの中ににかんたんデザイン設定/詳細デザインを表示するとか、そうやって閉じたメニューを「開いて」しまえば見通しはずっと良くなる。
また、設定関係メニューは部分的にカテゴライズ自体に問題があると感じるものもある。例えばデザイン設定に含まれるヘッダ/フッタ、厳密にはこれは設定であってデザインではない。実質的にスタイルと一緒に弄ることの多い部分だから同一画面に置いても良いが、「日記の設定」画面にもこの部分を書き換えるメニューがあって良いように思う*1


更に言ってしまえば、「そのほか」の一部には日記の設定と直接関係ないものが含まれている。例えば人力検索に関する情報画面。
日記メニューの最後にそれが加わっていても構わないが、そうであれば他のサービスについて同様のものがないのは奇妙である。まあ、それらはまだ設定画面の統一化が図られていないから、今後徐々に変わって来るのかも知れないが。
以前も提言した通り、はてなはサーヴィス全体のポータルを作るべきだ。そして各サーヴィスの設定/編集画面も統一したインターフェイスを作り、違和感なく繋がるようにせねばならない。

ユーザーごとの表示カスタマイズ

デザイン設定画面は「かんたんデザイン設定」と「詳細デザイン設定」の切り替え式になっている。普通、かんたんデザイン設定を利用するユーザーは詳細デザインを利用しないし、逆もまた言える。だからこれは正しいやり方だし、最後に利用した画面を記憶して直にそれを開けるのも良いインターフェイスである。
いっそのこと、こうしたやり方を全体に適用してはどうか。
階層化したメニューはすべて開かれるべきだし、各種サービスへのリンクも一元化されているべきだと思うが、そうするとメニュー部が縦に長くなる。あまり長いとそれはそれで都合が悪い。
しかし、すべてのユーザーがすべてのメニューを使うわけではない。特に設定関係メニューというのは本来、頻繁に触るようなところではない。


それでは、いっそ各メニューの表示/非表示をユーザーに選択させるというのはどうか。例えばすべての設定画面をひとつに収めてしまい、それぞれの機能について枠で囲んで「表示」チェックボックスを付ける。チェックがついた機能は「この内容に変更」以降画面上に表示され、チェックが外れた機能はチェックボックスとそれを囲む枠だけ残して非表示になる。そうすると、偶に使う時には一度チェックを入れて更新の後改めて設定変更せねばならないという手間が生じはするものの、普段はよく使う機能以外のないシンプルな画面を実現できる。例えば-----スタイルシートを書き換えようと思って間違えてフッタ部分にペーストしてしまうようなことは起こらなくなる。
技術的にはまったく不可能ではないと思うのだが、どうだろうか。

ところであまり関係ないのだが

昨日はじめて編集/設定画面の枠色がヘッダ色に合わせて変化することを知った。が、画面最下部の「登録」などのボタンが配置された部分だけは、どういうわけかライトグレイで変化なしのようだ。これも一緒に変えてしまったって良いのでは。

ついでに:?D以外のサーヴィスのデザイン設定もなんとか

?Dのようにスタイルシートで細かく調整させろとまでは言わずとも、例えばフォトライフの背景色や文字色ぐらい設定できると自分の雰囲気を作り上げることができて嬉しいのだが。宜しくお願いしたい。

*1:同じものが複数あると混乱するという意見もあるので一概には言えない

「製品パッケージ」の謎に迫る (1/4) - ITmedia NEWS

単純にパッケージのデザインという方向から言えば、話を聞きたいのは断然Appleである。正直に見てSonyのパッケージデザインは明るめのブルーに色とりどりのロゴやシールが賑やかな印象で、お世辞にもセンスが良いとは言えない。
が、今回の主要部分は外箱ではなく中身のパッキング主体である。この点では各社様々に工夫を重ねているのだろう、興味深い記事となっている。

記事単位でのコメントと、TB送信手順の変化

MT的なエントリー単位でのコメントに対する要求が強かったのか、変則的ではあるが記事単位でのコメントが可能になった……は良いが、手続きが少々面倒な気が。記事単位表示にしてコメントを投稿すれば良いのだが、はてなではその「記事単位での表示」というのがあまり一般的ではないから、少々戸惑うことになりそうだ。
また、これまではコメント自体に表示の区別がないからどの記事に対するコメントかを投稿者が明示するよう注意が割かれていたが、今後はそれが薄れる可能性が強い。そうすると日単位での表示では話が見え難くなるが、かといってコメント表示位置を変えるのも大事*1である。
可能ならば、まとめての表示ではコメントの頭にどのエントリに対するコメントかを表すものが付けられると良いのではないかと思うが。例えば記事タイトルの頭数文字を引用するとか。但しカテゴリを複数続けた時などにそれだけで埋まってしまっては区別が難しいから、カテゴリ部分を除外した文字列を見るようにしたい。また、[URL:title]などでは実際に表示される文字列を元にしないと、見る側で判断つかないことになる。


トラックバックもまた変化した。これまでは「トラックバックを送信」リンクから専用画面に遷移し、送信先URLを記入するとともに送信エントリーを選択する形式だったが、新画面ではまず記事下のURL記入欄にURLを記入して記事を投稿、その後送信エントリー選択画面に移行するようになっている。この方式では複数のTB先に一括送信できるメリットがあるが、代わりに送信手順が判り難いという大きなデメリットを抱えてしまった。
単純な話、これは以前の方式-----専用画面へ遷移する形に戻し、ここで複数URLを記入できるようにすれば良かったのではないか。場合によって送信先ごとに送信するエントリーを変更したい場合もあろうから、URLを記入するinput text+エントリーを選択するチェックボックスという一纏まりを複数用意すれば良い。
ついでに、この画面では外部へのトラックバック送信履歴を表示したい。id記入またはURL記入で送信先が見える内部と違い、外部は送ったかどうかの確認が完全に記憶任せとなる。複数回の送信などは都合が悪いから、それを防止する意味でも履歴表示は必須と言える。


上のエントリーと併せ、意見としてid:hatenadiaryトラックバック

*1:おおごと

http://madscientist-cafe.org.uk/index.html(↑)

白衣というのはなかなかに優れた上着であって、適度に風通しが良くまた強い日差しを遮るので夏の暑さを遮るに良し、それなりに風を遮って保温しないこともないので春秋のちょっと肌寒い時に良し、軽くて汚れに強く(というか気にしない)ポケット付きという、ある種理想の着衣なのだが、残念ながら一定範囲外での運用には周囲の強い抵抗があって面倒である。
まあ研究職でもなんでもないから着用に正当な(と世間で認知される)理由もないのだが、さりとて着用を妨げるに足る理由もないように思うのだがなぁ……ぶつぶつ。

神聖モテモテ考

残念ながら元のページは残っていないようで、Web Archiveで。
不条理ギャグ漫画『神聖モテモテ王国』を真面目に分析/考察しようという試み。矢鱈長く見栄えを整えていないので読み難いが、作品を知っていれば非常に楽しめる。

動きの早さ

はてなが新編集画面をリリースしたのが昨日の話。日記のテーマ/スタイルが適用されない事への不満が続出したのを受けて旧編集画面同様にスタイルが適用される画面の開発検討を発表したのが今日の夕方。で、「クラシック」モードが実装されたのが今夜。
開発検討が発表された時点での大方の反応は「今から開発かよ(前のに戻すんじゃないのか/いつになるか判んないな)」といったところだったようだが、はてなの開発スピードは「早ければ方針決定から1時間でリリース」である。予想外の早さでのクラシック画面追加となった。
このレスポンスの良さがはてなの大きな魅力である事は疑い様も無い。